「新しい世界かつを体験しよう」がテーマの今回のABC2018 Autumn。技術だけでなく、今後のモバイルの展開、IoTビジネス観点のセッションもあります。技術ばかりのカンファレンスだと心配と思われる方に吉報。お話ベースで、楽しく、参考になるセッションがありますので、どうぞお気軽にご来場ください。
今回の目玉セッションでもあります、木暮祐一先生のモバイルの将来についてのセッション。携帯電話博物館レベルの携帯電話収集家としても名が知られており、相変わらずテレビ等のメディアの露出が多いです♪日本Androidの会とはこれまでも何度かご登壇頂いていますが、どちらかというと教育の観点が多かったのです。今回はリミッターを外していただきまして、きっと、自動車電話やポケベルの話しにはじまり、今後10年のモバイルについて、参加された方ともども共有できる事と思います。
もうひとつ。IoTでのビジネスは難しいと言われる一方、既に数々のビジネスでの成功事例が出てきております。農業系IoTでビジネスベースで広がっていますセラクさんの事例を紹介させて頂きます。これまでもABCに継続的に参加いただいています。
皆様のお越しお待ち申し上げています。
■タイトル「ICT社会、次の10年に求められるモバイルの役割」
【14:00~14:45 1階ホール】
自動車電話(1979)、携帯電話(1987)、iモード(1999)、スマートフォン(2008)と、およそ10年のサイクルで大きな進化をみせてきたわが国のモバイルコミュニケーション。そして2018年から先の10年はいったいどうなるのか?! それらサービスをアーリーアダプタ(ヲタク)という立場で使い倒してきた視点から、今後のモバイルが果たすべき役割を大胆に(いや、冷静に?!)占っていく!
登壇者:
木暮 祐一 モバイル研究家/青森公立大学准教授
1967年、東京都生まれ。‘80年代後半から携帯電話業界動向をウォッチし、2000年に(株)アスキーにて携帯電話情報サイトを立ち上げ同Web編集長。2002年~2004年、携帯コンテンツ開発の(株)ケイ・ラボラトリー(現、KLab(株))で広報宣伝部マネージャー。2007年、「携帯電話の遠隔医療応用に関する研究」に携わり徳島大学大学院工学研究科を修了、博士(工学)。スマートフォンの医療健康分野への応用や、地域社会での活用に関わる研究、メディアの情報化に関わる研究、情報モラル、情報セキュリティに関わる実践活動などを行う。2013年より青森公立大学准教授。1000台を超えるケータイのコレクションも保有している。
■タイトル「農業IoT”みどりクラウド”成功の裏側~PoCから始めるIoTビジネスの実現~」
【16:00~16:45 9階第2研修室】
農業向けIoTサービス”みどりクラウド”は、PoCを繰り返し行うことで、構想から1年間という短い開発期間でリリースを行いました。リリースから2年で全国の生産現場に普及し、国内におけるIoTの成功事例として様々なところで取り上げられています。今回はみどりクラウドのサービスインまでに実施したRaspberry Pi(ラズベリーパイ)を活用したPoCの内容や、安定したIoTサービスの提供に不可欠な通信を選択するポイントについてご紹介いたします。
登壇者: 持田宏平 株式会社セラク
“株式会社セラク みどりクラウド事業部 事業部長
1979年島根県出雲市生まれ。2004年に島根大学大学院生物資源科学研究科修了後、株式会社セラクに入社。SEとして開発業務を行うかたわら、スマートフォンアプリやIoTサービスの研究開発を行う。2010年に天ぷら侍、2011年にスマート洗面台、2013年にスマート野菜工場を発表し国内外から注目される。2014年から農業IoTの研究に着手、2015年に「みどりクラウド」としてサービスを展開。”