機械学習結果はAndroidで活用するのが吉! ABC2016AのTensorFlowセッション紹介

ABC2016AのTensorFlowセッション紹介。AndroidでAI活用方法が変わる。

ABC2016 Autumn実行委員長 嶋です。
Googleから公開されているディープラーニングツール「TensorFlow」。現在世界中
の開発社がこのツールを用いて、思い思いの機械学習を行い、その結果を活用し
たり研究したり、されています。

TensorFlow自体はAndroidと関係ありません。しかしTensorFlowで学習した結果
をAndroid上で利用することができれば、生活のあらゆるシーンで機械学習の成果
を利用することができるようになります。それこそ新しい生活スタイルの到来です。

しかも機械学習は学習こそもの凄い演算パワーを用いますが、演算結果を用いる
だけならば、ほとんど負荷がかかりません。そのため、電池駆動のAndroidスマー
トフォン上で実用的に活用することができます。まさに、Androidは機械学習結果を
活用するツールにぴったしなのです。

そこで今回のABC2016 Autumnでは、TensorFlowを用いた機械学習についての
セッション「TensorFlowで趣味の画像収集サーバーを作る11月号」、と学習結果を
Android上で活用するための「TensorFlowをAndroidで実行しよう!」を、用意しま
した。

こちらの二つのセッションは続いた時間で配置しています。会場を一つ横に移動し
て頂ければ、TensorFlowそのままこちらのストーリーでお聞き頂くことができます。

https://abc.android-group.jp/2016a/timetables/#anc_track3
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新技術トラック 14:00~14:40
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TensorFlowで趣味の画像収集サーバーを作る11月号
有山 圭二
有限会社シーリス代表。Androidアプリケーションの受託開発や、Androidに関す
るコンサルティング業務の傍ら、技術系月刊誌へ寄稿している。
代表的な著書は『Android Studioではじめる 簡単Androidアプリ開発(技術評論
社刊)』、「TensorFlowはじめました(インプレスR&D Next Publishing刊)」

【 講演内容 】
Googleの技術を支える「TensorFlow」を使って、趣味の画像収集サーバーを構
築しています。 取り組む上でのつまづきや発見など、進捗を報告します。
現在、顔画像データセット(正例・負例)は4万枚に達しようとしています。今回は
大量の画像からデータセットを作成するために構築したワークフローについて解
説します。また、TensorFlowの訓練済みモデルを用いてWeb API化する取り組
みについて紹介する予定です。

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開発トラック  15:00~15:40
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TensorFlowをAndroidで実行しよう!
古川 新
2016年に東海大学理学部へ入学。MaruLabo管理者。日本Androidの会コミュ
ニティ運営委員。
C++の規格書を読むのが好き。Androidなどのフロントエンドアプリ開発から、
サーバ管理、Webデザイン、Webアプリ開発、Deep Learningの研究など幅広
く活動しています。

【 講演内容 】
TensorFlowをAndroidで実行するためのノウハウをご紹介いたします。
モバイルと Deep Learning による新たなアプリ開発が持つ可能性をぜひ知っ
ていただきたいと思います。

なお、新技術トラックは中継はありませんので、当日会場へご来場いただきま
すようお願い申し上げます。

★有山さんは前回のABCで基調講演を行って頂きました。またその後、日本
 Androidの会の定例会でも登壇頂いています。
★古川さんは日本Androidの会の学生部で活動する学生さんですが、学生
 離れした活躍をぜひこの機会に。

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★ 参加登録受付中
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参加はこちら→ https://abc.android-group.jp/2016a/

今週の土曜日に迫りました。
国内最大級の規模を誇るAndroidの14回目の祭典「Android Bazaar and
Conference 2016 Autumn (ABC2016A)」を開催いたします。
次世代の孵化装置 Θ Android ~ミライをつくろう、Androidで作ろう!~

日時 2016年11月19日(土) 10:00 〜 17:00
参加費 無料 (カンファレンスは事前登録制)
会場 柏の葉キャンパス(秋葉原より30分)
   http://kashiwanoha-smartcity.com/hall/access/
    柏の葉カンファレンスセンター
    柏の葉オープンイノベーションラボ (KOIL)
主催 特定非営利活動法人 日本Androidの会
共催 31 VENTURES(三井不動産)
後援 総務省、MCPC、html5j、TFUG、OESF、OSS Consortium、南島原市
      Open Source Conference、Droidkaigi 2017、Tech Booster
内容 カンファレンス、バザール、ハンズオン、懇親会