皆さん,こんばんわ
ABC2016Spring実行委員長の石塚です.
さて,ABC2016Spring速報第6弾は,丸山先生による講演のご紹介です.
本セッションは,マルレク2015-2016第六回との連動セッションとなっております.
https://www.android-group.jp/event/event44.html
最近のマルレクからのわかるように丸山先生の興味は機械学習とその応用にあるのだと
思います.今回のABCのスコープにもぴったりであり,深い考察による現在の
機械学習における潮流を伺えると思います.
また,ProjectARAについての動向についてもお伺います!
3月12日(土) 16時〜17時 青山学院大学 本多記念国際会議場
<講演題目>
『 ニューラル・ネットと技術革新の展望 +PROJECT ARA 』
<講師>
丸山不二夫氏
<講演概要>
まず、学ぶことから始めよう
モバイルとクラウドの時代が始まって10年が経ちました。次の10年を展望した時、AI技術が、その新しい技術的中核として登場しようとしています。
ただ、モバイルが携帯電話の、クラウドがデータセンターの、ある意味では連続的な発展だったのに対して、ニューラル・ネットワークは、ほとんどの技術者にとって全く新しい技術です。そこには、技術的な「断絶」があります。
問題は明確です。我々は、来たるべきAI新時代に向けて、学ぶことから始めなければなりません。同時に、重要なことは、今後の10年を展望すれば、それはすべての技術者にとって必要な課題になるだろうだということです。
何を学ぶべきか? 新年度のマルレクの概要を紹介します
では、ニューラル・ネットワークについて、何を学ぶことから始めるべきなのでしょう? 講演では、前回のマルレクの「ニューラル・ネットワーク入門」に続く、新年度からの次のようなマルレクの予定とその概要を示したいと思います。
「Deep Learningとそのフレームワーク」(4/4 at Google)
「Convolutional Neural Network入門」(次回マルレク)
「Recurrent Neural Network / LSTM入門」(次次回マルレク)
「CNNとRNNの応用」(それ以降)
参考資料
「ニューラル・ネットワーク+TensorFlow入門講座」
https://drive.google.com/file/d/0B04ol8GVySUubjVsUDdXc0hla00/view
「人間の思考、機械の思考 — IT技術者のための機械による知能研究入門」
https://drive.google.com/file/d/0B04ol8GVySUudFhoS3FwNkx5eUk/view
PROJECT ARAへの期待
今回の講演には、もう一つのトピックがあります。それがProject Araです。
Project Araのコンセプトが発表されてから3年近くになりますが、いろいろな紆余曲折があって、まだ製品化のめどはたっていません。 ただ、今年のGoogle IOでは、新しい発表があると言われています。Project Araの製品化は、モバイルの新しい進化の道を示すものになると、僕は考えています。
今回の講演では、「ものづくり」の変化という観点から、あらためてProject Araを取り上げてみたいと思います。かつてProject Araの中心にいた、Paul Eremenkoのものづくりのビジョンを、彼のDARPA時代の仕事にさかのぼって紹介しようと思います。