3月12日(土)に青山学院大学(青山キャンパス)で開催されるABC 2016 Springの参加申し込みを開始しました!
ぜひみなさまのご参加をお待ちしております!
下記リンクよりお申し込みください。
(懇親会も合わせて申し込みしています!ぜひご参加ください!)
ABCが終わったら恒例の懇親会!Android仲間たちでお酒と食事を食べながら熱く語り合いましょう!
豪華景品も当たるかも!!!以下リンクよりドシドシご応募ください!
みんなでABCを盛り上げませんか?
今回もABC 2016 Springの当日の運営にご協力していただけるスタッフを募集します。ぜひみなさまのご応募をお待ちしております!
ここ10年においてThe Internetに漂う情報に我々はスマートフォンを介していつでもどこでもアクセスできるようになり、コミュニケーションと情報共有のあり方が劇的に変わりました。 手のひらの中で新聞を読み、友人が感動した景色に共感し、好きな音楽や映像をいつでも楽しみ、自分の思いを多くの人へ瞬時に発信できる世界をさまざまなアプリが実現してくれます。スマートフォンの登場によって我々は、デジタルな情報に手を延ばせばすぐに届くようになりました。一方で、ネットワークに繋がっていない事象は、自らの感覚器(センサ)で知覚し、手足(アクチュエータ)を動かして確認せざるを得ませんでした。昨今、大いに期待されているIoTの世界は、人類が自らの心身を使わずとも外界のあるあらゆるモノを知覚し、そして操作可能にするものだと思います。インターネットによって人類は記憶とコミュニケーションの能力が拡張されました。IoTの発展によって人類はより物理的に身体の能力を拡張されることになるでしょう。
物理的な身体の拡張には、外界をあらゆる方面から知覚するセンサ(感覚器)、センサ情報を収集するネットワーク(神経回路)、集められた情報を分析し行動を指示するクラウド(脳)、指示に基いて行動するロボット(筋肉)の構成要素が連携する必要があります。我々にとって最も身近な情報機器であるスマートフォンは、さまざまな無線ネットワークを介して、周辺センサから情報を収集し、クラウドへと受け渡し、時にはクラウド側から他の機器に指示を伝搬する神経回路の役割を果たすことになります。 スマートフォンOSであるAndroidは、高度な処理能力を有した情報の中継器/判別器としての役割が大きくなると思います。つまり身体における反射のように、センサで知覚した情報を脳であるクラウドへ伝達すると同時に、Android自身が判断し筋肉であるアクチュエータへと命令を出すことが求められると思います。インターネット上で皆が使うクラウドに毎回お伺いを立てていては、処理が追いつきません。昨今TensorFlowや他機械学習機能をクラウド側で持つことによって皆から集めた膨大な学習データから高精度な分析モデルが容易に生成可能になってきました。当然1台のAndroidでは、ディープラーニングのようなモデル生成は不可能ですが、クラウド側で生成されたモデルを端末側で判別器として用いることは可能なのです。
Android Bazaar and Conference 2016 Springでは、IoTの発展に向けて、神経回路たるAndroidスマートフォンと関わるセンサ機器・組み込み機器、BLEや将来の5Gも含めた無線ネットワーク、そしてクラウド側のディープラーニングをはじめとする機械学習機能に焦点を当てたAndroidを中心とするIoTの体系的なカンファレンスと、センサ、スマートフォン、クラウドの連携を進め人類の機能拡張の可能性を感じられるバザール出展を集めた祭典にしたいと考えています。もちろんこれまで通り日本Androidの会コミュニティにとって最大の祭典として、コミュニティ活動を楽しむ皆さんをはじめ、電子工作を楽しむ皆さんやそこから生まれる新たなビジネスを模索する皆さんが交流が持てる場として盛大に盛り上がれればと思っています。2016年3月12日(土)に箱根駅伝2連覇の青山学院大学(青山キャンパス)にて皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
ABC 2016 Spring 実行委員長 石塚宏紀
有山 圭二 有限会社シーリス 代表
佐藤 一憲 Google Cloud Platform Developer Advocate
Googleでは、自社内で活用してきた機械学習のフレームワークであるTensorFlowを昨年11月にオープンソースとして公開しました。一方で、Google Cloud Platform内にて、Cloud Vision APIなどの機械学習モデルをつかったユニークなAPIを公開及び販売を開始しています。Androidの中で膨大なデータを使った機械学習をすることはできませんが、これら機械学習プラットフォームで生成された分析モデルは、Androidを始めとするスマートフォンの中で十分に動作する可能性を秘めています。
本講演では、有山圭二氏より、TensorFlowによって生成されたモデルをAndroidに組み込んで動作させたアプリ実装事例やハマりやすいポイントについて解説いただき、その後、佐藤一憲氏からGoogleが持っているTensorFlowを始めとする機械学習技術やGCPのAPIについて詳しく紹介いただき、機械学習モデルによって大きく変わるアプリ開発の未来について日本Androidの会の皆さんと語らいたいと思います。
田丸 健三郎 日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 ナショナル テクノロジー オフィサー
ビッグデータ、IoT、機械学習といったキーワードが世の中を賑わせると同時にデータサイエンティスト不足が叫ばれています。ビッグデータ、IoTが持つ意味、ソフトウェア、サービス開発へのインパクト、そして今何が変わろうとしているのかについてマイクロソフトの視点から紹介します。この他、機械学習の研究動向、最新のサービス同行についても紹介します。
そのほか豪華講演者の方々によるスペシャルセッションが盛りだくさん!
2016年3月12日(土) 青山学院大学 青山キャンパス 17号館