コンテンツ/ビジネストラック 注目講演各論

はい、またお会いしましたね!
カンファレンス(講演)トラック3、コンテンツ/ビジネストラックのリーダーを務めます水澤光仙です。
(最近放映の淀川長治氏の音声合成再現CM、よくできていますなぁ。
地上波テレビの映画番組できちっと解説できる映画評論家が、純粋な映画番組とともに日本国内では絶滅して久しいですが。)

今回はお約束通り、各論、コンテンツ/ビジネストラックの個々の講演プログラムから、私が気になるところをお伝えしましょう。

まず、「Android Studio 1.0 ライブコーディング」。
つい最近、正式版リリースとなったAndroidアプリ開発ツールが「Android Studio」です。

これまでのところ、Androidアプリを開発する場合、Eclipseを使うのが一般的でした。
Eclipseは総合開発ツールですから、Androidだけでなく、様々なOS・端末上のアプリケーションを開発できる汎用性が高い一方、機能が複雑になってしまっているのではという意見もあります。
また、マイクロソフト(日本マイクロソフト)では、同社の開発ツールVisual Studioの導入ハードルをより低くし、Android Emulatorを提供開始したほか、.netをLinuxなどのオープンソースでも実行できるように整備し、Androidを含むあらゆるOS・端末で実行できるようにする方針を進めています。
(この件については、基調講演/特別講演として「招待講演 Microsoft♥Android」、また、次世代Androidトラック「C++ と Visual Studio による Android 開発」で語られることでしょう。
パザールの日本マイクロソフトブースでも展示説明されることでしょう。)

そんな今、再び競争が激化しはじめ話題沸騰の開発ツール、どれが便利なのだろうか、そもそも新参者が初めて触れるのに使いやすいのはどれか、気になるところです。
本講演では、ライブコーディングデモンストレーションを交えて、「Android Studio」の特徴や、強力で便利な支援機能を、見て聞いて体感できます。
気になるところ、疑問がスッキリできることでしょう。

次に、「今一番アツい、スマホのマンガマーケッ卜と、漫画作家さんの輝く未来」。
スマートフォン・タブレット、電子書籍端末を含むデジタルコミックの話題。
日本では電子書籍元年云々と言われて久しいですが、普及度を考えると、今も世間的に「?」な感覚かもしれません。
文芸・マンガ問わず、電子書籍化することで、紙面印刷ベースでは不可能なことが可能になるのはもちろんのこと、制度面やビジネス面できちんと態勢が整っていれば、一気に日本を飛び出て国際展開も十分にできることでしょう。
本講演では、マンガの現場の第一線から、デジタルコミックの過去・現在・未来を熱く語っていただけるものと信じております。
Android開発者以上に、一般のAndroid利用者、それよりもマンガ・アニメーションの業界動向を知っておきたい人にオススメではないでしょうか。

最後に、コンテンツ/ビジネストラックではないのですが、私個人が一番気になる講演があります。
当初はコンテンツ/ビジネストラック割り当てでしたが、皆さんの注目度が高いため特別講演にグレードアップした、「動画×アプリ(Lobi×Unity)」。
このクリスマス、東証マザーズに新規上場予定の面白法人カヤック(株式会社カヤック)。
Lobiを中心に、上場後どういった戦略を展開していくのか、年明け開催の「1社だけの合同説明会」のヒントなど、カマコンバレーの「今」も垣間見られるのではないかと非常に気になって期待しております。
(私はファイナンシャルプランナーのはしくれであり、本来FPは個々の企業・銘柄についてどうのこうの詳らかするのはよろしくないのですが、今回は大目に見てやってください)

ということで、気になる講演をご紹介しました。
12/21(日)は、ABCの会場にぜひ足をお運びください。心からお待ちしております。
(なお我々スタッフは、職務でてんやわんやで、全講演終了までお構いできないのが心苦しいところです。
叱咤激励などは懇親会で個別に構ってやってください。)