コンテンツが先か? ビジネスが先か?

それとも、双方を織り込んでいくのか?
ニワトリとタマゴの議論みたいですが。

カンファレンス(講演)トラック3、コンテンツ/ビジネストラックのリーダーを務めます水澤光仙です。
本来の任務はこちらですが、事務局はじめスタッフのアシストを得て、広報の取りまとめで度々お目にかかっているはずです。

今回は、コンテンツ/ビジネストラックについて、全体概要をお伝えしましょう。

定義

まず、コンテンツとは、アプリ、WEB、音楽、動画、電子書籍などのデジタルデータ・サービスを指します。
つまり、ユーザー端末上で表示・再生・体験できる、ありとあらゆるものです。
ABC、日本Androidの会だから、「Android端末」上は優先されますが、その他のOS・端末も含まれます。
(なお、公官庁や団体によって、「コンテンツ」と「コンテント」との使用表記の違いが厳格にあると昔聞いたことがあります。余談ですが。)

他方、ビジネスですが、商売、業務になりますが、既存のもの、新規のもの、従来のアナログのもの、現在のデジタルのものなど、特段な区別はしません。

コンテンツ/ビジネストラック全体の狙い

このコンテンツとビジネスの二本柱をどう展開して盛り上げていくのか、というのがコンテンツ/ビジネストラックの全体のねらいと考えておりました。

  • コンテンツとビジネスを、それぞれ個別または両者融合で、どのように展開していくのか? 展開したのか?
  • PDS(Plan-Do-See)またはPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルをどのように展開していくか、展開したのか?
  • 過去、現在、未来、どういう状況であり、どういう状況にもって行きたいのか。
  • プロジェクトを進めていった中で遭遇した落とし穴は?
  • 今後、展開を検討中のアイディア、サービスは?
  • コンテンツ/ビジネスを研究している人への事例提供
  • 今後、コンテンツ/ビジネスへの新規参入・展開を検討している人へのアドバイス、導入ノウハウの情報提供

といったことを、最前線で活躍・奮闘中の第一人者である講演者の皆様方に大いに語っていただきたいなと思っております。

今回は一味違うんです!

(川平慈英氏、博多華丸氏のような言葉になってしまいました。でも、いいんです!)

しかしながら、既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、(短期間受付の)気になる講演の事前アンケートに沿ってスケジュールと講演会場の調整を断行しました。
これによって、これまでのABCで発生した、講演会場の収容人数をはるかに超えた聴講者が殺到し、参加者のよくない評価が増大するという、ニーズとの不一致、不幸な事態は避けらそうです。
が、逆に従来のABC以上に各トラックのカテゴリーやABCのテーマを超えた議論が展開されそうとも言えるのです。
(ABCで、これまでもこれからも続くであろう、パラドックスな課題です。
枠内に収まらないのは上等、いいじゃないか! それがイノベーション、創造だ! 成功事例も多いし、と私個人的には思います。)

コンテンツ/ビジネストラックでも、当初の計画と、調整後の計画を見比べると、その傾向が強くなった気がします。
が、これはチャンスです。

本トラックのスケジュールを眺めますと、まず、ゲーム系の内容が増えました。

ゲーム関連分野がやや少なかったので、バリエーションが豊かになるでしょう。
ゲーム関連分野のエンタテインメント精神、おもてなしの心、ユーザーを待たせないプログラム処理技法は、非ゲーム分野のコンテンツやビジネスにとって、消費者の関心を引きつけるために、魅力を向上するために、容易で印象的で快適な体験をもたらすために、必要なエッセンスになり得るでしょう。

また、開発系、デベロッパー系の内容も組み込まれました。

何事も、初めるときには、道具の準備、技術の習得が必要ですし、どうしたらいいか考えるところです。
最新かつ評価が広く定まっている道具・技術でコンテンツの製作に取りかかったほうが、修正やバージョンアップ、次の新たな展開まで視野を広げると、優位性が高くなるでしょう。
「コンテンツが先か? ビジネスが先か?」を論ずる前に、基盤となるところを知ることも重要でしょう。

ということで以上、コンテンツ/ビジネストラック全体概要についてお伝えいたしました。
次回は、コンテンツ/ビジネストラックの各プログラムの中で、気になるところ、注目したいところについてお伝えできればと思いますので、お楽しみに。